おそるべし階段地獄!塔ノ岳の巻
数年前に開通した圏央道のおかげで、中央道もしくは関越道に乗り換えての遠出がすっごくラクになった埼玉県民。。
ビバ!圏央道! さまさま、圏央道!なのだが、いまだ繋がっていない東名道には逆にすごく不便さを感じ気持ちは離れていくばかり
丹沢もそういう意味で近い割にすごく行きづらい場所というイメージが強く、なんとなく今まで避けてきちゃっていたのだが、秩父や奥多摩の低山もだんだんと飽きてきた+気がつくとまたもや1ヶ月も山から離れており、日々ブヨブヨになっていく体をちょっと絞り上げたい
などなど、ちょいと気合を入れて丹沢でも踏み込んでみるか!という気持ちが高まってきた金曜日のこと
ヤマレコなどで丹沢を調べると、どうやら鍋割山と塔ノ岳を縦走するコースが人気らしいが、コースタイムが7時間越え・・・
いやいや、さすがにこのだらけきった体に7時間越えは無理だろう
まぁ、バカ尾根と呼ばれている大倉尾根の塔ノ岳登山程度なら適度な運動になるかな??
そんな軽い考えで丹沢に向かったのでありました
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2014年4月26日(土)
前日の夜に自宅を出発し、約3時間ほど国道を走らせ塔ノ岳登山のスタート地点
「大倉バス停」に到着。
バス停というか、バス停のある神奈川県立秦野戸川公園にも駐車場はあるのだが、時間が8:00~18:00までしか開いておらず、前泊や早朝出発をする登山客はバス停から道を挟んで向かいにある24時間コインパーキングに車を停めることになる。
土日最大1日800円。 前日夜から入庫して1,000円でした
30台程度は停められるかな・・・?
車で仮眠をとり(といっても6時間は余裕で寝ましたが・・・)、朝7時にバス停から出発
案内看板に沿って10分ほど車道を歩くと、「丹沢大山国定公園」の看板が!
a.m7:10 ここから大倉尾根がスタートです
スタートから満開のモクレン(でいいのかな?)がお出迎え
薄ピンクの花が春を感じさせてくれて、足取りも軽やかに出発できました
登山口からしばらくは歩きやすい緩い傾斜の道が続き、ウォームアップには最適。案内看板も数100mごとに設置されており、「大倉尾根 0」からゴールは「大倉尾根 50」
現在の位置は・・・ 「大倉尾根 4」 まだまだゴールはずいぶん先ですなぁ(゚ー゚;
a.m7:50 最初の休憩ポイント 大倉高原山の家に到着。
キャンプ場も併設されており、ここを拠点に塔ノ岳、鍋割山、さらに奥の蛭ヶ岳まで楽しむ登山客もいるみたい。
ちなみに20円で外に設置されていた湧水
が飲み放題だった
思った以上に汗を掻いた今日は、登りだけで用意していた飲み物の2/3を飲んでしまって、帰りにここの湧水があってホントに助かったーヽ(´▽`)/ もちろん激ウマ!!
ここにはスイセンがたくさん咲いており、花越しに眺める秦野の街並みも綺麗だった
大倉尾根はところどころで景色が開けており、自分がどれくらいの標高を登ってきたのか実感できる。
でも、もう少し夏に近づいていくともっと緑が深くなって展望もなくなってしまうらしい。今の季節ならでは気分転換ポイントなのかもしれません。
a.m8:10 小休憩のあと、再出発してすぐに今度は見晴茶屋に到着
休憩ポイント多いなぁ\(;゚∇゚)/
でもここはさすがにスルーして先を急ぎます。まだまだ先は長いぞΣ(;・∀・)
見晴茶屋をすぎると、いよいよ階段の登場 ってかこれは階段なのかな?
と思いながら歩いていると今度は木道が! なるほどなるほど、こうゆう道が山頂まで続いていくのね(^-^;
でも、まだこの時は全然疲れもなく余裕綽々だった。バカ尾根とか言われているけどそんなでもないんじゃない??とか思ってみたり。
まぁ、案の定あとで痛い目にあうのだけれど・・・
a.m8:30 駒止茶屋に到着。 本当に休憩ポイントが多いわ。
雑誌やTVでも多く取り上げられている理由はこうゆうところにもあるのかも。
だんだんと傾斜もきつくなって、あぁ~ヤバいなぁと思ったところで休憩場所が見えてくると、フッと気持ちがラクになるものね。
ただ、その都度、大休憩をとってしまうとコースタイムがどんどん狂ってしまうので、休憩もほどほどに。。 美味しそうな「カレーうどん」やら「豚汁
」やら「ビール
」やらに惑わされないようにしないと!
だいぶ尾根とも平行に近く見えるまで登ってきたようです。 よしよし、まだバカ尾根には負けてないぞー
この大倉尾根は、登山口の標高は290mで、塔ノ岳の山頂は標高1,491m。
実は1,200mも登らなくてはいけなくて、富士山の5合目~9合目と同じくらいの標高差がある。
なので、今の時期は登山口から山頂にかけて季節の移り変わりがよく分かる
スタートのバス停付近はもう新緑が見て取れたけど、ちょうどこの辺りは春満開?
マメザクラがあちらこちらで綺麗に咲いていました
ある場所は桜の絨毯
ある場所はちょうど散り始めかな?でも、まだまだ綺麗だね~ヽ(´▽`)/
大倉尾根の別名バカ尾根の由来は「だらだらとした長い登りが続く」と「バカみたいに階段が延々と続く」の2通りから。 うーむ、だんだんと容赦ない傾斜の階段が増えてきたような…
本領発揮か!? 多くの登山客から会話が消え、はぁはぁと荒い息遣いが聞こえてくるようになった( ̄Д ̄;;
満開のマメサクラを発見!
少し気持ちを落ち着かせながらゆっくり歩いて行かないとすぐに足が動かなくなってしまうよ
青空に向かってどこまでものびていく階段よ~
でも、まだまだ山頂は先なのよね・・・ うー、キツイ(。>0<。)
a.m9:30 木道に出ると、その先にようやく目指す塔ノ岳山頂が見えてきた!
よっしゃ、あそこがゴールだなー!気合を入れ直してズンズン進むものの
鍋割山方面の山並みもはっきり見渡せるようになってきたよー!
うわぁ、また階段かよ。。いい加減うんざりしてくるが、それもあと少し(≧m≦)
いよいよ山頂目前!
本当は途中でもっともっとキツイ場所もあったのだけど、もう写真を撮る余裕も消えていました・・・。 この辺りはとにかく階段地獄で、1時間前まで余裕だった体と心もすでにへとへと
いくらストックがあっても、1歩1歩階段を上る度に太ももとふくらはぎに乳酸が溜まっていくのがすごーくよく分かる。。( ̄Д ̄;;
丹沢なんて全然ポピュラーな登山コースじゃねぇじゃんよぉ! 今までの登山でワースト3に入るくらいツラいぞ、おい!
でもでも、根性だけで登ること数十分
a.m10:40 塔ノ岳山頂に到着!! 標高1,491m 登りで3時間40分でした
この日は晴天の予報だったんだけど、山頂に着く頃ちょうど雲が湧き出てきて青空の山頂風景は見られなかった、残念
山頂はまだ冬の景色でした。 春はもう少し先になりそう。。
鍋割山方面の山並み。 どこまでも続く丹沢の山並みが疲れを癒してくれる
山頂には尊仏山荘もあって、山頂で宿泊することもできるみたい。夜の街並みを見ながら星空を堪能するのもいいかもー
いやぁ、よく登ったわ~。 秦野の町があんなにミニチュアに見えるよ。
今日のつらいつらいバカ尾根を思い出して、丹沢の恐ろしさと自分のだぶついた体に思いを馳せてしまった。 でも、よく登ったわ。ホント自分頑張った!久しぶりにこれでもかというくらい汗を掻いてしまい、少しは体が絞れたかもしれないです。
山頂で昼食をとり、a.m11:30 下山を開始。
今登ってきた道を下りていく。 下りの階段もまた一段と足に堪える
途中で足がガクガクっとなる場面もあったけど、ゆっくり気をつけながら下山する。
大倉バス停に戻ったのはp.m2:00 はぁ、転ばなくて良かったわぁ
もちろん翌日からふくらはぎはパンパンに筋肉痛になって、3日後の現在もまだ走るのがツライ…(゚ー゚;
いやはや、恐ろしやバカ尾根・・・ じゃなくて大倉尾根でした。
<今日のきろく帳>
大倉バス停(7:00)-丹沢大山国定公園入口(7:10)-大倉高原山の家(7:50)-見晴茶屋(8:10)-駒止茶屋(8:30)-小草平(9:00)-天神平(9:30)-花立山荘(9:55)-金冷シノ頭(10:15)-塔ノ岳山頂(10:40~11:30)
-花立山荘(11:45)-駒止茶屋(12:50)-大倉高原山の家(13:20)-大倉バス停(14:00)
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