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2013年8月25日 (日)

危険登山が絶えない現実を目の当たりにして

朝5時半に出発して、午後2時半にはテント村に戻ってきたトットコ登山部。

初めての本格北アルプス穂高連邦登山ということもあり、余裕ありすぎてヒマになっちゃうくらいの計画を立てて臨んだ旅だった。


しかし、私たちに限らずほとんどの登山者たちは午後4時前には皆それぞれの目的地に到着した様子で、涸沢ヒュッテから見渡せる登山道にはほとんど人の姿は見られなかった。


私たちのテントの入り口からは、すぐ目の前に長野県山岳遭難防止対策協会の本部の建物があって、常に2~3名のスタッフの方々が登山道をチェックしていた。


午後5時、遭対協の受付がにわかに騒がしくなってきた。 スタッフの数名が双眼鏡で北穂高岳の登山道を何度も確認しているのだ。
Cimg1216

こんな時間に誰かいるのかな?と、私も気になり目を向けると、1人の登山者が北穂高岳の下山道で立ち往生している様子。 
登るでもなく下りるでもなく、でもこちらに向けて何か合図を送っている様子もない。

おそらく足でもひねったのかな? どーするんだろ・・・。と気になってしばらく様子を見ていた。






ちなみに遭対協は警察の山岳警備隊とはまったく異なり、一度救出に出動すればそれが軽傷だろうと1人に対して3万円の出動費がかかってしまう。

そのため、要請が無い限りむやみに登山者のもとへ行くわけにもいかないのだ。







その後、あの立ち往生した登山者はあとから下山してきた2人組に応急処置をしてもらい、遭対協の手を借りずに下りてこられることができた。


あ~、良かった。と一安心してまた同じ場所へ目を向けるとまたもや2人組の夫婦と思われる登山者を発見。 もうすぐ6時だというのにのんびり下山している。天気もずいぶん悪くなってきた。

まったくこんな危険な登山道でこんな時間に歩いているなんてどーゆーことなんだ!?と、まったく関係ないのにイライラしてきた。。

まぁ、その2人組も何事もなく涸沢小屋の方へ下山したので良かったのだけれど・・・。

午後6時を過ぎ、遭対協のスタッフも涸沢ヒュッテへ夕飯を食べに出かけた。


私たちも夕飯を食べ終え、食後のコーヒーを楽しみながら今日登った奥穂高岳へのコースを眺めていると・・・


えええええぇぇぇ~!!! 今から穂高岳山荘へ登ろうとしている2人組を発見。

時間はすでに6時を過ぎ、山頂には完全に雲がかかっていた。
日が暮れて真っ暗になるのも時間の問題だ・・・。 

まったく何を考えているのか? この先には岩だらけのザイテングラートが待っているんだぞ!

あまりに無謀な登山者をそのままほおっておくわけにもいかず、夕食から戻ってきた遭対協のスタッフに「あそこに登山者が・・・」と伝えると、


「うわっ、信じられない!」とさすがにびっくりした様子。しかし、

「無謀な登山者が毎日数名いるんですよね・・・。あの方たちに危険を訴えても、おそらく下りてきてくれません。我々は何かあって要請を受けた時しか動けないんですよ。」

山はあくまで自己責任の世界ですから・・・と苦笑い。


その後、遭対協の方々は自己責任とは言えど、登山道を気にしつつ夜が更けるまで監視を続けていた。




なんていうか、迷惑な話だよなー。。 注意しても聞いてくれず、何かあったら要請すればいいとでも思っているのだろうか・・・。 それとも自分は絶対遭難しない!なんていう訳の分からない自信でもあるのかな?
 

登山の基本は午前中に行動し、午後3時までには目的地へ到着すること。

人がいない時間にゆっくり登山したいなんて言い訳は自然には通用しない。日が暮れて真っ暗な岩場を登ることがどれほど危険なことか、少し登山を経験した者ならたやすく理解できるだろうに。 ましてや、すでに向かう先は雲がかかりガスワンダーなのだよ。。
つるつるに滑る岩場をどーやって安全に楽しむつもりなのか。


あまりにも無謀すぎる登山者たちが翌日TVで報道されないことを願いつつ、私たちもテントに入った。


涸沢に集う98%の安全を考えて登山を楽しむ人たち。 

たった2%弱の無謀な登山客のために遭対協の方々は今日も山を監視し続けている現実。


とっても楽しい山行の中で、若干の寂しさといら立ちを覚えた夕暮れであった。。


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